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イッセイエッセイ

948号 私立一貫校(東京)と公立高校(福井)

2014年06月02日(月)

 東京の私立高校と福井の公立高校と比較して、生徒の小学校からの学習蓄積、学校以外の学習塾の普及、教員自身の体験と意識、学校運営の自由度の違いなど、主なものを取り上げても様相をずいぶんと異にする。したがって同じ進学授業をするとしても、よく注意をして比較対照し、実行に気をつける必要がある。
 大手の有力な進学塾は、個別指導やモチベーションの向上の分野を充実させているようだ。福井の場合は模試の結果に一喜一憂しすぎて、能動的な授業と学習指導が出来ていないところはないか注意がいる。また、ICT活用の学習もなかなか難しそうだ。
 教師の大好きな言葉である「一人ひとりの生徒と向き合う」という精神とその実行は、これからの進学授業にもっともふさわしい合い言葉であり、現実において最も足らざる分野であろう。目的のはっきりした高校の進学指導であるが故に、一人ひとりの学習や生活、進路についての個人指導はもっと充実されてしかるべきではないかと思うのである。

(2014.5.23 記)