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イッセイエッセイ

924号 無極化の世界での振る舞い、人間好き、歴史物をよく読んだ

2014年03月02日(日)

 けさ(2014.3.2)の日経新聞読書欄に、伊藤忠商事会長の小林栄三氏が「リーダーの本棚」に登場し、「私の読書遍歴」についてインタビューに応じられている。

○日本は特定の国に頼るのではなく、隣国を含めて様々な国と対等の関係で交流を深めるしかありません・・・各国がどんなポジションにあり、どう攻めていけばよいか・・・(「『Gゼロ』後の世界」イアン・ブレマー)

○日本人が今のまま世界に出て行けばよいとはいえません。日本人はこれからどう進化したらよいのか・・・(「日本人らしさの発見」芳賀綏)

○人間力や品格を感じさせる人物に引き寄せられてきた・・・(「資本論」、三島由紀夫、「徳川家康」山岡荘八、「粗にして野だが卑ではない」石田禮助、「いつもおおきん」福井県若狭町編)

○国や人物の栄枯盛衰を題材にした作品が好きです・・・(「蒼穹の昴」浅田次郎、「坂の上の雲」司馬遼太郎)

○ビジネスのために世界史を学べる教科書的な本にもよく目を通します。グローバル戦略を打ち出す前に、相手国の歴史や宗教などを頭に入れておくのです。(「図解 世界史」西東社)

○人間は3つの観点で栄養をつけなければならない、というのが持論です。体の栄養、心の栄養、頭の栄養です。頭に栄養を与えるには、やはり読書で基本を鍛えるのが一番だと思っています。人との会話もいいですが、なかなか消化できません。本を読んでいるとあっと驚くことも多いですが、うのみにしたりはしません。著者の主張を理解したうえで、それでは、自分はどう考えるのか、自分ならどうするのか、と自問自答するようにしています。(「無邪気な頭で仕事をする」黒川伊保子・古森剛、「『また会いたい』と思われる人の38のルール」吉原珠央)

 小林さんの、「ふるさと」から「世界」に過去の歴史から未来の設計へと、深く広がる関心、また読書についての実際への役立て、という考え方がよくわかる。

(2014.3.2 同日の朝記)