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イッセイエッセイ

898号 日本の偉人とは

2013年12月16日(月)

 「日本の偉人」(上)(下)(致知出版 平成24年)を通読する。以下に、百人の偉人名と業績についての副題を記す(下線は福井関係偉人七名、は読むまで不知の人)。
 参考に橋本左内の項を例にとる。以下のような記述振りである。
 (1)「天皇を中心とする統一国家構想」と題して、橋本左内の生いたち、幕末の奔走、投獄斬首まで、のあらましを書く。その中で関係した人物として、吉田東篁、緒方洪庵、春嶽侯、藤田東湖、井伊直弼、徳川家茂、徳川慶喜、吉田松陰の名をあげる。
 次に、(2)「維新回天の英傑から尊敬された左内」として、
 西郷隆盛、水野筑後守の名があがり、四頁にわたるこの左内の略伝の最後に「啓発録」の原文が引用され、「立志」「勉学」「択交友」のことを簡約して書く。(なお参考文献が三冊が掲げられている)
 そして、左内の偉人的なエピソードとして、
 「左内の死後、幕府の水野筑後守(ちくごのかみ)は『井伊大老が橋本左内を殺したというその罪だけで、徳川氏は滅びて仕方ない』とまで語ったと伝えられています。」
 「西郷は明治十年の西南戦争で敗れ城山で最期(さいご)を遂げたとき、携帯していた(かわ)文庫(ぶんこ)(文書などを入れる皮革製の手文庫)の中には左内からの書状が大切に収められていたといいます。」
と記す(難しい漢字にはルビあり)

日本の偉人(上) 副題に小生が付したもの。下線は福井県に関係。
 1 東山(ひがしやま) (かい)()(1908-1999 神奈川県)昭和を代表する日本画家
 2 本田(ほんだ) 宗一郎(そういちろう)(1906-1991 静岡県)「お客のために」を貫いた機械いじりの天才
 3 若泉(わかいずみ) (けい)(1930-1996 福井県)沖縄返還交渉の密使
 4 西岡(にしおか) 常一(つねかず)(1908-1995 奈良県)法隆寺宮大工の棟梁
 5 出光(いでみつ) 佐三(さぞう)(1885-1981 福岡県)日本人の魂を持った経済界の巨人
 6 川出(かわで) ()須美(すみ)(1884-1967 愛知県)明治、大正、昭和三代にわたる歌人
 7 湯川(ゆかわ) 秀樹(ひでき)(1907-1981 東京都)日本人初のノーベル賞受賞者
 8 松下(まつした) 幸之助(こうのすけ)(1894-1989 和歌山県)学びを止めない「経営の神さま」
 9 昭和(しょうわ)天皇(1901-1989)よろこびも悲しみも国民と共にされた聖帝
10 島田(しまだ) (あきら)(1901-1945 兵庫県)沖縄の島守
11 工藤(くどう) 俊作(しゅんさく)(1901-1979 山形県)騎士道に武士道で応えた日本軍人 (英駆逐艦員の救出)
12 小林(こばやし) (ひで)()(1902-1983 東京都)歴史とは何かを問い続けた最高の知性
13 山本(やまもと) 五十六(いそろく)(1884-1943 新潟県)信念と責任感に生きた帝国海軍大将
14 双葉山(ふたばやま)(1912-1968 大分県)大相撲史に輝く69連勝を達成した大横綱
15 八田(はった) 與一(よいち)(1886-1942 石川県)台湾で今も愛される日本人技師
16 (てい)(めい)皇后(1884-1951)ハンセン病患者に救いの手を差しのべられた皇后
17 南方(みなかた) (くま)(ぐす)(1867-1941 和歌山県)「鎮守の森」を守った自然保護の先駆者
18 宮沢(みやざわ) 賢治(けんじ)(1896-1933 岩手県)農民と共に生きた詩人・童話作家
19 (はら) (たかし)(1856-1921 岩手県)初の政党内閣を成立させた平民宰相

20 中村(なかむら) 久子(ひさこ)(1897-1968 岐阜県)四肢切断の障碍を乗り越えた不屈の女性
21 野口(のぐち) 英世(ひでよ)(1876-1928 福島県)驚異的な努力によって世界的名声を得た医学者
22 夏目(なつめ) (そう)(せき)(1867-1916 東京都)明治の精神に殉じた文豪
23 佐久間(さくま) (つとむ)(1879-1910 福井県)世界を感動させた海軍士官の遺書
24 小村(こむら) 寿(じゅ)太郎(たろう)(1855-1911 宮崎県)明治日本の外交を導いた魂の外交家・政治家
25 乃木(のぎ) (まれ)(すけ)(1849-1912 東京都)ヨーロッパ最強の軍事力と戦った武士道の体現者
26 東郷(とうごう) 平八郎(へいはちろう)(1848-1934 鹿児島県)日本海海戦の連合艦隊司令長官
27 明治(めいじ)天皇(1852-1912)近代日本の指導者
28 河原(かわはら) 操子(みさこ)(1875-1945 長野県)異国 (上海、蒙古)に赴き現地の子供たちを教化した若き女教師
29 福本(ふくもと) 日南(にちなん)(1857-1921 福岡県)多芸多才な愛国の士 (九州日報主筆、著「元禄快挙録」)
30 新渡戸(にとべ) 稲造(いなぞう)(1862-1933 岩手県)「Bushido」で日本精神を世界に広めた真の国際人
31 (しば) 五郎(ごろう)(1860-1945 福島県)乃木、東郷より早く世界にその名を知られた日本軍人 (北清事変)
32 正岡(まさおか) 子規(しき)(1867-1902 愛媛県)俳句短歌の革新に生涯努めた強靭な精神
33 後藤(ごとう) 新平(しんぺい)(1857-1929 岩手県)台湾近代化の父
34 岡倉(おかくら) 天心(てんしん)(1863-1913 神奈川県)近代日本美術の生みの親
35 ()(とり) 道明(みちあき)(1858-1896 山口県)台湾近代教育の父
36 野中(のなか) 千代子(ちよこ)(1871-1923 福岡県)夫を助けて富士山頂の冬期気象観測に挑んだ女性
37 高峰(たかみね) (じょう)(きち)(1854-1922 石川県)世界第一級のサムライ化学者
38 樋口(ひぐち) 一葉(いちよう)(1872-1896 東京都)近代文学史上に残る女流作家
39 (たき) 廉太郎(れんたろう)(1879-1903 東京都)不朽の名曲『荒城の月』の作曲者
40 児島(こじま) ()(けん)(1837-1908 愛媛県)明治憲法のもとで法の権威を守った大審院長
41 小泉(こいずみ) 八雲(やぐも)(1850-1904 ギリシャ)日本文化を愛したギリシャ生まれの「日本人」
42 伊藤(いとう) 博文(ひろぶみ)(1841-1909 山口県)近代国家建設の父
43 北里(きたざと) 柴三郎(しばさぶろう)(1852-1931 熊本県)日本近代医学の父
44 (もり) 鷗外(おうがい)(1862-1922 島根県)日本のために奮って弁駁した文人軍医
45 内村(うちむら) 鑑三(かんぞう)(1861-1930 東京都)キリスト教の日本化に生涯を捧げた信仰者
46 高木(たかぎ) (かね)(ひろ)(1849-1920 宮崎県)脚気の予防に麦の効用を発見し多くの命を救った医師
47 渋沢(しぶさわ) 栄一(えいいち)(1840-1931 埼玉県)日本近代資本主義の最高指導者
48 西郷(さいごう) 隆盛(たかもり)(1828-1877 鹿児島県)「西郷どん」と今も親しまれる明治維新の立役者
49 福沢(ふくさわ) ()(きち)(1835-1901 大阪府)独立自尊を唱える幕末・明治の指導者
50 (かつ) 海舟(かいしゅう)(1823-1899 東京都)明治維新の隠れた立役者

日本の偉人(下)
51 ジョン (まん)次郎(じろう)(1828-1898 高知県)幕末にアメリカの国情を詳細に伝えた漁民
52 横井(よこい) 小楠(しょうなん)(1809-1869 熊本県)明治維新のグランドデザイナー
53 真木(まき) (やす)(おみ)(1813-1864 福岡県)明治維新直前に斃れた尊皇攘夷の巨人 (蛤御門の変)
54 野村(のむら) (ぼう)東尼(とうに)(1806-1867 福岡県)勤皇の志士から母のように慕われた幕末の女性
55 高杉(たかすぎ) 晋作(しんさく)(1839-1867 山口県)幕末の風雲児
56 吉田(よしだ) 松陰(しょういん)(1830-1859 山口県)21回の猛を実行しようとした至誠の人
57 島津(しまづ) (なり)(あきら)(1809-1858 東京都)鎖国から開国への展望を示した薩摩藩主
58 橋本(はしもと) 左内(さない)(1834-1859 福井県)安政の大獄の露と消えた尊皇愛国の士
59 (こう)(めい)天皇(1831-1867)幕末動乱の中で国家の統一維持に尽くされた天皇
60 二宮(にのみや) (そん)(とく)(1787-1856 神奈川県)天災と人災に打ち勝った農政家
61 (はなわ) 保己一(ほきいち)(1746-1821 埼玉県)ヘレン・ケラーがロールモデル(お手本)にした失明の大学者
62 間宮(まみや) 林蔵(りんぞう)(1775(1780)-1844 茨城県)世界地図に不朽の名を残した探検家
63 (りょう)(かん)(1758-1831 新潟県)誠の仏の心で生きた超脱の僧
64 伊能(いのう) (ただ)(たか)(1745-1818 千葉県)50を超えて日本を隅々まで測量した好学の人
65 高山(たかやま) 彦九郎(ひこくろう)(1747-1793 群馬県)明治維新の先駆者
66 上杉(うえすぎ) 鷹山(ようざん)(1751-1822 東京都)「民の父母」として生きた米沢藩主
67 杉田(すぎた) (げん)(ぱく)(1733-1817 東京都)『解体新書』を翻訳し蘭学の窓を開いた医師
68 本居(もとおり) (のり)(なが)(1730-1801 三重県)『古事記』を読めるようにした国学の大成者
69 大石(おおいし) 内蔵助(くらのすけ)(1659-1703 兵庫県)主君の仇討ちに命を捨てた赤穂義士の首領
70 契沖(けいちゅう)(1640-1701 兵庫県)清貧な人生の中で日本文学の復興に力を尽くした僧侶
71 松尾(まつお) 芭蕉(ばしょう)(1644-1694 三重県)慟哭の詩人
72 中江(なかえ) 藤樹(とうじゅ)(1608-1648 滋賀県)母親に孝養を尽くした近江聖人
73 徳川(とくがわ) 家康(いえやす)(1542-1616 愛知県)隠忍自重の末260余年の「太平の世」を開いた人
74 豊臣(とよとみ) (ひで)(よし)(1537?-1598 愛知県)群雄割拠の戦国時代を終わらせた天下人
75 織田(おだ) 信長(のぶなが)(1534-1582 愛知県)天下統一への道を開いた乱世の英傑
76 武田(たけだ) (しん)(げん)(1521-1573 山梨県)戦国乱世を生きた忠義の武将
77 ()奈良(なら)天皇(1496-1557)史上最貧窮で皇統を継承された天皇
78 世阿弥(ぜあみ)(1363?-1443? 生地不明)能の世界の大成者
79 北畠(きたばたけ) 親房(ちかふさ)(1293-1354 京都府)南朝を守り続けた忠臣
80 楠木(くすのき) 正成(まさしげ)(1294?-1336 大阪府?)戦前日本人の理想像
81 北条(ほうじょう) 時宗(ときむね)(1251-1284 神奈川県)元寇の国難に立ち向かった鎌倉幕府の執権
82 親鸞(しんらん)(1173-1262 京都府)出家から「心の出家」をされた聖なる上人
83 (みなもとの) 義経(よしつね)(1159-1189 京都府?)智略と勇気と慈悲の心を兼ねそなえた若武者
84 (みなもとの) (より)(とも)(1147-1199 -)武家の覇権を確立した源氏の嫡流
85 (たいらの) (きよ)(もり)(1118-1181 京都府?)平家を絶頂に導いた武将
86 (むらさき) 式部(しきぶ)(979?-1016? -)世界の文学史に残る『源氏物語』の作者
87 (せい) 少納言(しょうなごん)(966?-1025? -)中宮定子と共なる人生
88 菅原(すがわらの) (みち)(ざね)(845-903 京都府)誠実に生き天神様となった文章博士
89 空海(くうかい)(774-835 香川県)「大師」の称号を贈られた真言密教の行者
90 坂上(さかのうえの) 田村(たむら)麻呂(まろ)(758-811 -)武人の原型・古代の征夷大将軍
91 和気(わけの) (きよ)麻呂(まろ)(733-799 岡山県)信念を貫いた革新政治家
92 大伴(おおともの) 家持(やかもち)(718?-785 奈良県?)『万葉集』の編纂者
93 光明(こうみょう)皇后(701-760)病気で苦しむ人々を救われた奈良時代の皇后
94 柿本(かきのもとの) 人麻呂(ひとまろ)(660?-720? -)歌聖と讃えられた宮廷歌人
95 大伴部(おおともべの) 博麻(はかま)(7世紀後半 福岡県)わが身を売って祖国の危急を伝えた愛国者
96 山背(やましろの)大兄(おおえの)(おう)(?-643 -)父聖徳太子の思想に生きた捨身の人
97 聖徳太子(しょうとくたいし)(574-622? 奈良県)外来文化を摂取し国礎を確立された大偉人
98 (やまと) 建命(たけるのみこと)(- -)古代日本を代表する英雄
99 神武(じんむ)天皇(- -)わが国の創業者
100 須佐之男命(すさのおのみこと)(- -)原始的生命の象徴、暴風雨神