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868号 オピニオンの一面

2013年09月25日(水)

 きょうの日曜日、偶然に目についた新聞の一頁部分をやや詳しく読む。新聞の投書欄と社説のある「オピニオン」の頁である。
 まず投書。
 都立の霊園に入居(?)を申し込んでいる女性の声、80歳近い子供のいない夫婦である。倍率は10倍で落選したらしい。「当選するまでは死ねない。かといって長生きはもっと大変。複雑な気持で都庁を後にした」というのである。下町の都民のまじめなジョークである。
 次のは原発事故不起訴は妥当というもの。「被災者や避難者の無念さは十分察しますが、人知を尽くしても自然の脅威に打ちのめされた天災であったことを思えば、刑事責任を追及するとの考えはそぐわないと思います」という70代半ばの北海道の男性。
 原発事故の原因が何であったか、事故以来ずっと責められてきたのは誰であったか、を再考してみてはどうか。
 次は社説である。
 「規制委発足一年」、プロとしての実力を高めよと主張する。「規制委は疑わしきはクロを貫いてほしい」、「実力向上には若手職員の育成が急務だ」など。規制庁は530人をJNESと統合して1000人規模に強化するということ等も主張。
 規制のための組織だからといって、プロになれるわけではない。中国の故事の「矛盾」という話を思いだす。
 この一頁の紙面の下部は広告のスペースが占めている。胃腸薬の宣伝である。「誰の胃も、少しずつ老化を続けて次第に弱くなり、胃はちょっとした刺激や、塩酸を成分とする胃酸などで、傷つきやすくなっていきます。」、「胃が弱ってきたら・・・(云々)」。(2013.9.22付の毎日新聞)

(2013.9.22 記)