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イッセイエッセイ

806号 売り込みの方法

2013年04月22日(月)

 あらゆる話しや書きものには、どうしても尾ひれがついたり誇張がはいり勝ちである。とくに神話や昔の物語、歴史にはそのことが言える。現代の話題においても、誇張は否定できないであろう。日常的な会話、説明、論文、演説、小説、映画、新聞、テレビなどがそうである。宣伝やコマーシャルであればもっとそうであり、誇張という観念を超えてしまうかもしれない。
 全て或る事については幾つかの側面があるのだが、その中の特定のものだけをとり挙げるとなれば、その姿勢自体にもう誇張というものが混じってくる。そして話題を強調しようとする気持ちが働けば一層、誇張というものが幅をきかせ話し半分の話ということになる。それに受け手の想像力がさらに味をつけるのだ。
 こう書きながらこの文章にも、誇張法が含まれているのではないかとおそれる。

(2013.4.10  記)

 きょうは銀座に「食の國 福井館」がオープンした。初日とはいえ嬉しいことに、開店のセレモニーが終って玄関で待ちかまえると、沢山のお客さんが来店してくれた。売場スペースが広くないので建物を囲むような列の長さの行列になり、日ざしの中で待ってもらう結果になってしまった。
 帰りがけに記者からの取材があり、このアンテナ店を活用し将来の大きな東京戦略をどう描くのか、さらに次の店舗展開はどう考えるのか、というような話題になった。そのうち余りに質問が大きくなり過ぎ、そこまではどうかと言うと、そういう答え方では書きにくくてこまるという返事であった。話しがオーバーになってしまうのはPR上は有難くまた分りやすいとはいえ、真実から離れてしまうのは困るのであり、また記事もやりとりほどにはならず穏当なことが多いのである。

(2013.4.18 記)