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イッセイエッセイ

797号 活断層と安全性の向上

2013年04月08日(月)

 「地球を読む」(2013.3.31読売新聞)において、白石隆学長(政策研究大学院大)は、原発安全基準について「硬直的な活断層指針案」、「安全性を高める議論が筋」という意見を展開しておられる。
 現在策定中の原発の立地審査指針が、いかに硬直的であるか。つまりホモサピエンス(14~20万年前)が地上に現われたころよりもさらに昔の気の遠くなるような40万年(中期更新世)まで遡っての評価を企てようとする問題。100%の安全性を要求するのであれば、国民的選択に反するところの原発を止めることを意味しているという問題。
 もし活断層の上に原子力発電所があるのであれば、仮に動いても壊れないようにするにはどうしたらいいか、仮に壊れてもその被害を小さくするにはどうしたらいいか、を考えるのが筋であると述べる。活断層で有るか無いかが、あたかも原発の安全性を断定する唯一の基準であるかのような議論は役に立つと思えない、と述べる。

(2013.4.2 記)