西川一誠後援会サイト

イッセイエッセイ詳細

イッセイエッセイ

790号 寡聞にして知る(言説書抜帖)

2013年03月25日(月)

・人は人によって現場的に触発される。(ラジオ録音「元素戦略」2012.11.11 細野秀雄東工大教授)

・私はまだ日本は原発技術を捨てるべきではないと思います。もし原発が原理的にコントロール不能であるなら、早く撤退すべきです。しかし国会事故調査委員会の報告書、その他の報告書を読んでも、出てくるのはあの事故が人災であったという話・・・あの事故をもって、原発そのものがコントロール不能であることの証明とするような総括の仕方は間違っていると思います。・・・人類の歴史、特に科学技術の歴史は失敗の連続です。・・・何とかして乗りこえて前へ進もうという観点からの発言があまりに少なすぎるように思います。長期的な視点に立つと、原発問題でいちばん深刻なのは、使用済み核燃料の処理の問題でしょう。・・・あまり知られていませんが、世界中で今、核廃棄物の無害化、短寿命化の研究が進んでいます。・・・日本は天然資源の少ない国ですから、発電方法は、全方位的な可能性を追及しつづけ、その上でベストミックスを考えるべきです。早い段階で、選択肢を減らすのは得策ではありません。(中略)地震のメカニズムの解明も、日本にとって大きな課題です。・・・子供たちの時代には、現在の天気予報と同じくらい地震予知の精度があがるのでないかと期待しています。(立花隆「最先端技術と10年後の『日本』」2013年文藝春秋2月号)

・Through it all, we have never relinquished our skepticism of central authority, nor have we succumbed to the fiction that all society’s ills can be cured through government alone. ・・・
 We believe that America’s prosperity must rest upon the broad shoulders of a rising middle class.・・・
 We cannot mistake absolutism for principle, or substitute spectacle for politics, or treat name-calling as reasoned debate.(オバマ米大統領2期就任演説2013.1.21 日経新聞1月23日)

・福井県などは今年度、高齢者に住み慣れた自宅で安心感を持って過ごしてもらおうと、介護と医療を一体的に受けられるようにする在宅ケアのモデル事業を始めた。介護保険の事務を担う自治体が中心となり、患者の相談受け付けや、医療機関などとの調整を担う窓口を一本化。さらに、各職種間の連携が薄かったことから、交流を活発化し、情報共有を強化する。県長寿福祉課は「介護保険者である行政が主体となって包括的な在宅ケアを行うのは、全国でも珍しいモデル」としている。(「厚生福祉」時事通信社2013.1.25第5962号)

・発見のための10項目(要旨)―①願望(何が欲しいか)②ニーズ(何を必要とするか)③「作戦」ないし計画④系統だった探索。そのための知性的な三つの側面すなわち⑤豊富な「知識」⑥豊富な「アイデア」(アイデアはとくに重要であり、一つの問題に20~30個ほどはいる)⑦正確な「判断」。知性面以外の必要条件として二つのこと⑧意思力あるいは意欲⑨不屈の行動力(エターナル・オプチミズム)⑩セレンディピティ(必ずの条件ではない)(根岸英一「私の履歴書」2012.10.22日経新聞)

・このまま東京一極集中が続くと日本はつぶれてしまうでしょう。祭政一致という概念があらゆる錯誤を起してきた。祭祀と政治が一体化した明治以降、政治の中心であり、経済活動の中心でもある(やや文意不明)。何もかも集まっている。もっと機能を外に出した方がいい。・・・
 放射性廃棄物の問題です・・・国の枠を超えて解決の道を探るべきで、人類の運命に関わる問題です。置き場所はひそかに考えています(磯崎新「震災後論」2013.3.4福井新聞)

・人間は「二重思考」・・・ができる存在だ。一票の格差について、地方票が重すぎるとして国政選挙の違憲・無効を訴えながら、同時に地方分権や地方活性化が大事だと主張する。世論調査で「脱原発」に賛成しながら「経済再生」を最優先課題として投票する。・・・
 現代の大衆欲望がポピュリズム(大衆迎合政治)を生んでいる。・・・国家と個人の間にある「中間組織」を再評価し、活用していくべきだと思う(猪木武徳「Nippon蘇れ 私の処方箋」2013.1.5読売新聞)

(2013.3.23 記)