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イッセイエッセイ

781号 日曜随読

2013年02月27日(水)

・「本よみうり堂」から。小野派一刀流の十七代宗家にして、駒場エデン協会の牧師である笹森建美さんの著「武士道とキリスト教」。強さを極めた人は人間の限界を知り、神の存在にたどりつける、という日本人にぴったりの教えがキリスト教である・・・(「著者来店」から)

・同じく。「人間は他人の不幸で報酬系が活動し脳が喜ぶ」・・・池谷裕二・中村うさぎ著「脳はこんなに悩ましい」(辛酸なめ子・評)

・同じく。食管法は昭和17年(1942)に制定。昭和14年(1939)の朝鮮大旱魃による国内の米不足がきっかけ。平成7年(1995)まで半世紀にわたり戦後社会を支え食の安定供給を実現。「戦後食糧行政の起源」小田義幸著(開沼博・評)

・同じく、「ビタミンBOOK」に詩人・伊藤比呂美がコラム。小林まことという漫画家が、長谷川伸の股旅物を「今によみがえった義理人情」で描いた漫画本を作ったことを紹介。そして「悪人が出てかない原作よりさらに悪人がいなくなっておる」、「長谷川伸とは何だと考えていてたどりついたのが、山折哲雄著『義理と人情 長谷川伸と日本人のこころ』」と書く。

・さらに同紙「学ぼう」。直径100m程度の隕石の落下を防ぐため、数百kgの探査機をぶつけて軌道変換をさせる欧州宇宙機関の計画は「ドン・キホーテ計画」と呼ばれる。落下する10年程前にやらないと効果がない、という研究らしい。

・同紙「歴史・伝統ハイク」によると、「神子の山桜」は寛保年間(1742年)に小浜藩の奨励により開墾した各家の畑に目印で植えた桜がもとである。

・同紙「お天気博士」<冬の日照時間>。朝起きがつらく、物への意欲や興味がなくなる「冬季うつ」は、日が短くなる9月下旬に発症し(食欲の方は旺盛なのが特徴病症)、3月下旬にはよくなる。対策は冬も日光を浴びるだけで良くなる。

・次に『時代の風』山極寿一(京都大教授)から「サルと人間の『笑い』」。
 人間の笑いは、サルが見せる二つの笑い、すなわち敗者の表情としての笑い(敵意のないことを伝え争いを起さない)、遊びの際に現われる楽しく興奮した笑い、と同じ起源。
 人間の笑いの多くは、サルたちの遊びの笑いの方の由来。人間がよく笑うのは、遊びの精神を仲間との関係にとり入れて日常生活を送っているから。人間は相手からの笑いを期待して笑いかける。(著者が)アフリカで野生のゴリラとつき合っていると、だんだん自分の顔の表情が乏しくなっていくことに気がつく(笑う機会が少ないから)。

(2013.2.24 記)