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イッセイエッセイ

757号 両翁対談

2012年12月28日(金)


 戦争を実際に体験した金子兜太氏(91歳)、戦前を体験した半藤一利氏(81歳)の貴重な対談、多くのことが論じられているが、以下に極くその一部を記す。

・力への渇望、同じ方向への同調、集団催眠という戦前の教訓

 「この大地震の後、先行きの見えない不安感と、絶望感とまでは言わないまでも・・・そんな無力感という風潮が起きました。こういうときは、強い力に対する信仰が非常に出てきやすいんです。これは注意しなければならない」(29頁)

・インターネットデモクラシーの支配の怖さ、無政府主義

 「インターネットっていう道具が出てきたっていうのは怖いな、私は。日本人は同調しやすい民族だけによけい怖い」(30頁)

・条件つきの原発(原発についての様々な課題と批判、条件が述べられている)

 「徹底管理をするならば原発は続けていいと思っています」(32頁)(以上、金子兜太)

・戦前の新聞の論調

 「関東軍は新聞を利用して、満州独立を目論みましたし、新聞もこの戦争を煽ることで部数を増やしていこうとしていました。その論調たるやすごい勢いがありましたよ」(49頁)(半藤一利)

(「今、日本人に知ってもらいたいこと」金子兜太・半藤一利対談 KKベストセラーズ2011年から)

(2012.12.11 名古屋往復中に記)