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イッセイエッセイ

663号 マンホールはどこに

2011年11月20日(日)

 マンホールの鉄の丸いプレートが、雨の車道に黒く光っている。
 その置かれている位置を見るとき、その場所がなぜそこなのかという点について思うことがある。そして福井の街中、あるいは郊外に出て農道を走っても、マンホールが意外と沢山あることもわかってくる。
 マンホールで一番困るのは、歩道側の左側の車輪が通る部分にちょうどマンホールが在ることである。その上をタイヤが過ぎゆくたびに、車がゴトゴト振動し乗り心地がすこぶる悪い。これがそんなに気にならないときは、道の上に沢山あるアスファルトの継ぎ目や轍によって、単にそうなるだけのことと思うだろう。あるいはガタガタ揺れることさえ感じないままである。
 ときおり県外に仕事に出かけ、知らぬ町を走ることがある。その折に、この町の車道のマンホールがどこに開けているか観察してみる。そういう眼で反省的に見るせいか、マンホールの丸い所の位置は、だいたい両輪にかからない道の真ん中のところにあって、車のタイヤと接触するライン上には置かれていない。
 ともかくも、道路の上や周辺には脈略なく、しかも沢山の造作物がありすぎるというのが、道路の欠点ではないかと思うのである。 

(2011.11.13大野街道で記)