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イッセイエッセイ

627号 8月6日のある新聞から

2011年08月18日(木)

 「民主主義という手段がはたしてそれでよいのかなということを落語はいつも笑いで言っている気がするんです。民主主義は簡単に言えば数の力、多数派が勝っていく。そやけど少数派でも正しいことがある。大衆芸能の世界にいる人間だからこそポピュリズムの危うさもわかる」と述べる。(毎日新聞「トーク」桂文珍談 8月6日 30面)
 子供のジャンケン遊びでのおまじない言葉「正義は勝つ・・・」とはいかないわけだ。
 「賛成、反対いずれにしろ理由はある。ただ、声高に叫ぶだけでは何も解決しない。しかし日本はこれまで二者択一だけで来てしまったのではないか」
 「原子力発電所の問題は、単にエネルギーを取り出すためだけではない。国の根幹に関わる日本の先行きを決める重大な事柄なのだ」(野坂昭如の「七転び八起き―原爆忌」から原発についての箇所 同紙12面)
 科学技術にかかれる議論は、そもそも論ですませるような簡単なものではないということだ。

 

(’11.8.6記)