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イッセイエッセイ

609号 反射剤の利用

2011年06月08日(水)

 チリ紙を丸めて、すこし離れたゴミ箱に投げ入れようとすると、たいていは命中しない。パソコンの画面上のゴミ箱のようにはいかない。
 真上から物を落すのではないから、思った以上に放物線が通過できる断面は狭く、的を外すことが多い。
 しかし台所の角にあるゴミ入れは、直角の二面の壁に囲まれているので、その部分にぶつけるように投げ入れると軽々と命中し、怠け者の二度手間とはならないのである。これは物の反射を利用するので、命中可能な断面積が上下と左右を使って何倍にもなり、かつ投げ入れたときの強さも壁によって緩和されるので、ゴミ箱に入りやすくなる。
 ここからは、他の方面への応用の話になるのであるが、直接ではなく間接的・反射的に物事を動かして、よい結果がでる分野はありそうだ。

 

(’11.6.5大野往還中の記)