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601号 子供たちの春休みの風景

2011年04月29日(金)

 福井の小学生の子供たちが、一年中でもっとも生きいきするのは、いつの季節だろうか。夏休みか、お正月か。ではなくそれは春休みの時期である。

 雪がとけて、モクレンやサンシュユの白や黄の花、梅などが咲き出す頃である。陽もやや高くなって夕暮れもおそく遅れる。すこし寒くても日が照っていると暖かい。四年生は終ったがさりとて五年生にはなっていないといった、子供ながらに開放的な気分。宿題はもちろんない、担任の先生もまだ誰かわからない。

 他の季節にみられないことだが、子供たちは、神社の境内や公園や村の辻や街角に、何人かでなんとなく集まって、話したり、自転車に乗りかけたり、遊んだりしている。

 こうした風景は、ずっと以前には季節にかかわらずふつうにあったはずなのだが、いつの間にか子供たちの生活は屋内化し、家の中にいる方があたり前になってしまった。

 この子供たちの風景は、今回選挙期間中に私がよく目にした風景であり、前回の選挙でもそうであった。

 児童や生徒について「体験学習」とか「ふるさと教育」が必要という以前に、もっと住んでいる村落や町中のそのあたりで、遊び回る子供たちをたくさん目にするような教育でなければならない。

 

(’11.4.23記)