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イッセイエッセイ

596号 地方政治は現実直視(地方の政治の心がけについて)

2011年03月04日(金)

 戦後65年を経て、グローバル化が本当に身近な問題になっている。中国や韓国、ロシアとの間での領土問題、沖縄の基地問題。TPPへの参加問題は福井の農業にも直接影響する。国益と国益が衝突し、新たな外交問題・国際問題が出てきている。

 国の仕事の本分は、こうした問題に迅速かつ適切に対応し、国益を守っていくことである。

 また国内では、人口の減少・高齢化など時代の大転換期を迎えている。国民生活に密着した政治の方は、県や市町村がこれまで以上に責任を持ってやっていく時代だ。

 地方の政治で重要なことは、住民生活の現実を大切にすること。国政が政権交代や首相交代、内閣改造、党内対立などを続けていても、国民生活が破たんしないのは、それぞれ地方が日々の仕事に責任をもって政治を行っているからにほかならない。

 さいわい福井県は、子育てや教育、地域雇用、高齢者の健康長寿など、様々な指標をみても全国トップクラス。こうした成果は、県民といっしょにこれまで粘り強くやってきたことの結果だと思う。いずれも毎日の生活の基盤に関わる分野のリアルな成果である。

今から150年前、幕末明治維新期の日本を思い返してみたい。明治維新は地方の現実にみずから立っていた下級武士が成し遂げたと言ってもよい。

福井の橋本左内、由利公正など数多くの偉人は当然のこととして、昨年の大河ドラマ「龍馬伝」の登場人物もみな地方出身である。

地方が果たすべき大きな役割は、次代を担う人材をしっかり育てていくこと、地域に雇用の場をつくり生活の安定的な基盤を作ること、その上で、国の将来を展望し新しい動きを作り出していくことであろう。

 地方政治の使命は、さまざまな課題に粘り強く地道に挑戦し、これをより良くして次の世代に引き継いでいくための道筋をつけることであろう。

(’11.2.28記)