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588号 ビジョンとは何か

2010年10月28日(木)

  ビジョンとは何か。辞書的には、未来像、展望、見通し、などと説明されている。しかしこれだけでは、類語反復であり先に進みにくい。
  今日の「やさしい経済教室―会社のダイナミズム」には、「ビジョンの本質」をテーマにしている(慶応大教授 谷口和弘)。
  従来の仕組みや方法が通用しなくなって、人々が何をすべきか迷うとき、ビジョンは人々の認知や行動を収束させるような手がかりの役目(フォーカル・ポイント 焦点)を果たす。例えば「破壊と創造」、「顧客本位」、「社会の公器」といった会社のあるべき姿が、ビジョンとなると説明(この例ではあまりに簡単すぎるという問題はあるが)。
  そこで、この会社のビジョンとは、内容の説明によると、会社の進むべき「方向性」、その「存在意義」、その「経営の基本的な考え方」であるとしている。これによって、環境が変わろうと会社の経営はぶれず、組織の何を変え何を変えてはいけないかが判断できるものとなるという。
  さてこれを、行政上のビジョンを作るときに応用すると、どうなるであろうか。
  県の進むべき方向性、県の存在意義(役割)、県の経営の基本的な考え方、と言い直すと民から行政への「ビジョン」の直訳となる。

(2010.9.27-10.23記)