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イッセイエッセイ

1338号 政治の方法と人物

2018年12月30日(日)

 政治論をする場合に、方法の良し悪しばかりを吟味するのは誤りである、と江戸時代の儒者 荻生徂徠は述べている。
 方法よりもそれを行う人物の如何が最も重要であり、たとい方法に不都合があったとしても、行う人物が立派であれば、相応の効果が出ると教えている。同じ方法でも行う人物の如何によって結果に違いがでるというのである。
 人物の吟味を忘れて方法ばかり吟味するのは、自分の才知だけで物事を評価するという基本的な欠点がそこにあることを主張しているのである。要すれば「如何に為すか」ということ以上に「誰が為すか」である。

(2018.12.30(日)記)