西川一誠後援会サイト

イッセイエッセイ詳細

イッセイエッセイ

1332号 ところぼめ

2018年07月28日(土)

 鳥取市の朝7時すぎの様子あしからず、面立ちいずれも凛々しい。通学の高校生たち、誰もがリュックを背に自転車に乗り、夏衣の白ワイシャツに黒のズボンとスカート。中学生のようにヘルメットはしない。
 市内を出て砂丘らしきところを過ぎ、浦富(うらどめ)海岸に出る、坂の上からの眺めは昔の物語風景であり。岩美駅、陸上(くがみ)という地名、海岸下を山陰線が走る。周囲の山にはほとんど杉木はなし。
 長い立派な道路のトンネルあり、8時すぎ頃に兵庫県に入る。
 磯浜となる、奇岩あり(わが田烏の海岸に似る)。諸寄(もろよせ)トンネル、ジオパークという浜坂漁港、女子高生5人が自転車で坂を上っていく。よって浜坂高校らしき白い公舎がトンネルを出ると海岸にある。こちらの男子の方は黒服のママ。自転車の五月少女皆うるはし。
 新しいE9「山陰近畿道」という高速道あり、ジオパーク道の駅(「浜坂の郷」)はまだ開いていない(8時半前、栃谷(とちだに)という地名のところ)。
 只今の気温20℃、トンネル内。対田(たいた)トンネル、山陰線が左の山腹下際を走る。久谷(くたに)トンネル、桃観(とうかん)トンネルという地名。有名な余部鉄橋がすぐ左の海岸に見える。余部(あまるべ)のサービスインターで下りる。昇って眺めると眼下の民家の屋根が美しい。ダイダイ色の電車が鳥取の方へ去ってゆく瞬間に合う。観光客がエレベーターで上ってくるが間に合わない。バス一台で来た人たちだ。埼玉や関東の主にご婦人たち。「天の橋立・姫路城・出雲大社砂丘三日間の旅」という(大川バス 本社香川、大阪ナンバー)。
 香美町役場がトンネルの間に海側にみえる。佐津(さつ)インターでこの準高速道は終る。256号(左)と176号(右)との別れ。「佐津~豊岡早期事業化」の柱看板あり。
 竹野(山中である)、家屋は黒瓦と赤瓦の争い。竹野川、苗田、すこしのキャベツ畑。田は3分の一反大にとどまる。「水は生命だ、竹野の自然を守ろう」の看板、たけのこ林、ほたるの里、セルフレギュラー油は140円なり、大石○○世継ぎの里などの看板あり(忠臣蔵か、ここは豊岡市)。
 ここから急に山道へ右折、鋳物師戻峠(いもじもどりとうげ)という、ゆかしき名の山間の峠あり、ここから豊岡市城崎町。谷合を山陰線の経路見ゆ。山間から温泉に下りる。大谿(おおたに)川、城崎温泉街は適当な広さと賑やかさあり。そこから河口に出て日和山海岸、三原/京都の京丹後市へ。
 久美浜へ降りてくる(11号線)。市立久美浜病院(京丹後市・久美浜町)―312号で(宮津市へ)、友重(ともしげ)、府立久美浜高校。
 峰山市、野村監督の故郷か。このあたりから見る街の普通の風景となり日常に戻る。Mac、すき家、洋服の青山、Docomo、Yellow Hat、三城、丸亀製麺―風景が急に変って面白くない風景となる。平野が広しと感じるくらい、これまで山間を通っていたからであろう。丹後ちりめんの看板(宮津近く)、京丹後鉄道が右を走る(天の橋立近くの海岸に北へ向って)。駅でトイレ。
  橋立を浜から眺め法師ぶる
 すぐ京都自動車道(南の方の大橋は4車)、大江山トンネル、辛皮(からかわ)トンネル―栃葉トンネル。
  大江やま五月の山のおとなしさ
 日本人は画一性の枠に入ることを習わしとし、ヨーロッパ人は逆であるなどとよく言われるが、街づくりの統一感を見る限り、現象は正反対に出ている。

(2018.5.25 記)