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イッセイエッセイ

1327号 行動の用語

2018年06月28日(木)

 人間が中心となるさまざまな社会的活動や政治的問題が、人間の愛憎や損得感情によって左右される、つまり人文的な性質のものであろうことが実際かもしれないが、それらが物理の力学や化学の分解合成といった理系的原理で説明できるのかははっきりしない。しかし最近の歴史の本やメディアの政治論において使われる用語として、抵抗勢力、求心力、流動化、ベクトル、瞬間風速、平衡、振幅、飽和などほかにいろいろ力学用語が蔓延している。これらの言葉はもっとよい用例があるのだろうが思いつくまま列挙した。これからは生物学の新しい研究分野の用語を捜すと更に面白い結果が出るかもしれない。
 しかしながら、これらの説明は、人間の思考における一種の機械主義というか単純化の姿であって、決して実際がそのようであるという訳ではないことに注意しなければならない。

(2018.6月2日 加記)