西川一誠後援会サイト

イッセイエッセイ詳細

イッセイエッセイ

1293号 骨と脳の話

2018年03月16日(金)

 2018年1月7日に放送されたNHKスペシャル「人体」は、骨についての話しであった。山中伸弥先生やその他の人たちが出演していた。それによるとキーワードは、骨は「人体の若さを保つ門番」というものである。
 骨は単に体を支えているだけではなく、骨が若返り物質を放出する。人体を構成する200余りの骨々は記憶力、免疫力、精力など、他の臓器の若さを保つという大きな役割を持っており、骨も人体のネットワークを構成する一員という人体科学なのである。
 たとえば大腿部の骨折をして体を動かさなくなってしまった場合、4~5人に1人は早く亡くなるという統計があって、これは骨の機能から生ずるオステオカルシン(メッセージ物質)、オステオポンチン(免疫細胞をふやす)が欠乏して、脳内の「海馬」が収縮し、記憶、筋力、精力など若さを保つ力が低下し、肺炎、ガンなどへの免疫力がおとろえるということなのだ(専門用語は聴いただけの記憶なので間違いがあるかもしれぬ)。
 有名な自転車選手が番組に登場し骨の治療を受けている。一流のアスリートが二十代で骨が弱くなり骨折しやすい体質になってしまったのである。原因となったのは自転車競技を長く続けると回転運動ばかりで筋力は強まるが骨が弱くなってしまうのである。骨への適切な衝撃センサーが働かなくなったためにメッセージ物質が少なくなり、3-5年で入れ替わる骨細胞が働かなくなったのが病気のもとだという。ランニングやジャンプ運動を毎日続けて治療をうけ、目下、回復中という報告が放映されていた。そのほか骨がつくる有効物質がインシュリンを介在して脳に到達して効果をはたすといったような興味ある話もでていたが、詳しい事は忘れてしまったのでこの話はここで終わりである。

 以下は全く別の本(「能の誕生」)を読んだ時の備忘メモであるが、読み返すと意味の通じないところがあり目的を達していない。
 脳の細胞には1,000億個の神経細胞(ニューロン)あり。興奮性ニューロン約8割、抑制性ニューロン(介在ニューロン)約2割。そのほか脳内にグリア(神経膠)細胞があり、この膠のように隙間を埋める細胞として、アストロサイト(星状)、オリゴデンドロサイト(希突起)、ミログリア(小膠)、opc(オリゴデンドロサイトの前駆細胞)あり。これらはニューロンと同程度の数がある。
 ニューロンは軸素の両端に樹状突起(入力)と接続部分シナプス(出力)を有する。このシナプス小胞に詰まっている神経伝達物質として、グルタミン酸アセチルコリンドーパミンGABAセロトニンがある。前三者は興奮性である。

(2018.1月 記)