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1118号 幸福度、客観それとも主観

2016年02月16日(火)

 インターネットでしらべましたら、福井県は「客観的幸福度」が日本一であることを知りました。でも県民はそれだけ幸福とは思っていないようなのはどうしてでしょうね、という意味のことを、面談の中で天野先生はニコニコしながらおっしゃる。
 2014年に青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞された天野教授(名古屋大学)が、今日の午前中に「ふくいサイエンスフェスタ2015」で講演に来県された。上記はこのときの話題の一つである。
 われわれは幸福日本一の県なのに、かならずしも高い幸福の実感がないのはどうしてだろうかと自問自答したり、また外部からも言われたりする。その背景や原因について、天野教授にはいくつか申し上げたが、ここでの関心は先生が発言された「客観・・)幸福度」という言葉である。格別に奇抜で珍しい言い方ではないが、これまで用語として使ったり聞いたりしたことはあまりないので、新鮮に聞こえたのである。科学者だけあって、幸福であることの、データと実感についての意味づけと相関関係を、客観と主観という言葉によって検証しようとする科学的考え方だと思った。しかし、幸福は何で測ればいいのだろう?
半年では答えは出せまいか。客観と主観との間に在ることは確かだと思うのだが。

(2016.2.14 記)