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イッセイエッセイ

1047号 日常英語のこと

2015年07月06日(月)

 昨日の日本経済新聞の「私の履歴書」(第27回)の中で、筆者の松本紘先生(理化学研究所理事長)は、「英語 大学の競争力左右」、「聞く・話す 国内でも磨ける」という中見出しで、大学などの国際化を主張しておられる。
 「勉強するうちに英語で大切なのは発音と音節(シラブル)、イントネーションだと感じた。自ら正しく発音できない言葉は聞き取れないからだ」、
 「問題は話す力で、こちらは普段から身の回りのものを英語で表現し、声に出して覚える勉強を続けた。今、英語に自信があるが、自分の英語力の8割ほどは大学生時代までの勉強で身についたと感じている。後は慣れと度胸だ」、
 「大学の運営に関わるようになってからは、英語が大学の国際競争力に大きな影響力を与えていることを実感した。」
 などとも書かれている。
 この日本経済新聞の文化欄、同じ頁の下欄に出ている広告は、出版会社の6月新刊の宣伝である。五木寛之「幸運の条件」―1%の幸運が人生を変える―と云う広告や、英語についてはその隣りに永井忠孝著「英語の害毒」―会話重視、早期教育、公用語化。「英語信仰」が国を滅ぼす!―とある。気鋭の言語学者がデーターにもとづき徹底検証する、とこの本を広告している。いつでも様々な意見があるというものだ。
 また、同じ今日の読売新聞の日曜版の方には、田中茂範教授の「英語を使う場面を想像しよう」(MY英語レベルアップ!第6回)が、先週につづいて出ている。実践力をつける方法として、日常の場面を思い描き、動詞のコロケーション(連語つまり動詞+名詞の表現)を作成するやり方が大事という。たとえば、「家具のホコリをとる」dust the furniture、「お風呂の湯を抜く」drain the tub、「戸締りをする」check the lockなど。自宅、学校、会社、旅行等々において興味のもてる、しかも生活に密着した現実味のある自分の表現リスト(50ほどの場面)の作成につなげてゆくこと。そのうえで、Have you check
the lock?、Don’t forget to(~)、Ask
him to(~)などと、かなりのことが表現できるようにする。これは松本先生の実体験と通じるところがあり、実践すべきである。

(2015.6.29 記)