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1030号 ふるさと納税再考

2015年03月02日(月)

 先日、NHKのクローズアップ現代で「人気過熱ふるさと納税 問われる税の本質」(2015年1月26日)、また数週間のち(2月12日)NHKワールドでは英語版による同様の番組をみた(国谷裕子キャスターと宇野重規教授の対話)。
 英語番組では「ふるさと納税」をTax Donation Systemと放送していたが、われわれの方で翻訳している新書「ふるさとの発想」の英訳版中では、Hometown Contribution Tax Systemである。先者には税・寄付という二つの言葉が組み合っており、後者は税・ふるさと・貢献という三つの言葉が結びついている。
 このふるさと納税をめぐってのいわゆる「人気過熱」と「税の本質」という税制の実態と理念との隔絶は、双方の英語表現の違いに明瞭に表われているといってよい。

(2015.2.16 記)