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イッセイエッセイ

1009号 「ベルヌーイの定理」と「ドップラー効果」

2014年11月21日(金)

 夜の北陸高速道を走る。福井インターから北に向う路面は、丸岡あたりまで振動が大きく感じる。土盛部分と重なる補修工事のせいかなどと思いながらいると、今度は反対側の上り車線を落下物処理をする特殊車が通り過ぎて行く。すれ違う際に警報用のサイレンが高い音に変った。それまで考えていた道路の凸凹の問題がふと忘れられ、このとき急に「ドップラー効果」という言葉が頭に浮かんできた。さらに連想がふくらんで「ベルヌーイの定理」という言葉につながった。二つとも移動する物質ないし波動から生じる原理を表している。高速道では双方が現実の力学の問題として発生する。
 われわれの時代の高校では、これらは最初に習った物理学の「法則」である。しかし、この原理の説明は一応わかったとしても、より突き詰めて考えたとき、初学の者には例え話しで教えられても必ずしも腑に落ちる現象ではないのである。そしてこれは物理学がきらいになる理由でもある。

(2014.11.16 記)