「週刊ダイヤモンド2003年12月27日合併号」 特集「全国知事大研究」 日本を変えられるか三人の異色知事に直撃インタビュー 福井県知事 西川一誠
知事のリーダーシップとは何か。 地方主権の時代に知事が果たす役割とは? そして、地方から日本を変えることができるのか。 ―地方の創意工夫や自発性がなによりも求められている―
Q 三位一体の改革で、税源移譲が具体化していますが。 A 現在の議論は税源の移譲ではなく、税収の移譲にすぎません。税額の何パーセント分を地方に移すといった配分論でしかない。そうではなく、国から地方への「税権限」丸ごとの移譲を行なうべきです。 思い切った移譲によってこそ、国に依存しない自立の気概が地方自治体に生まれ、行政のムダもなくなり、受益と負担の関係もはっきりしたものとなります。その場合、地方も税の運命を握る覚悟が必要でしょう。税収確保能力の強化が不可欠です。
Q 税の徴収も地方が担うということですね。マニフェスト実現のうえでのほかの課題は? A 議会との関係でしょうか。しかし、マニフェストに示した以上のものをどうやって実現させていくかが、私にとってのいちばんの課題だと思っています。