9月21日(木) コロッケ
快晴、風すずし。城址石垣上の見学路の工事がかなり進んでいる。朝、県庁前庭では松の手入を始めている。議会は今日一日休み。
午後は仕事時間が若干あく。正午過ぎに、近くの寺の鐘が数回大きく鳴る。
昨日タイでクーデター起る。さいわい本県企業には影響なしの連絡が昨日中にあり。タイには国王に対する不敬罪があるとの今夕のラジオ。
夕食にコロッケと小エビの天ぷら旨し、つまみ菜がつまむ程だけ出る。
「西遊記」(少年文庫)終了。孫悟空は大任を果たし、如来から闘戦勝仏の位を、猪八戒は浄壇使者の位をうける。
正しいが相違っていると言えるのは、より高い階層から考えた場合のこと。
9月22日(金) コスモス
薄日のさす日和。数輪の紫紅のコスモスが玄関の受付台に生けられる。
教職員への国歌・国旗の義務づけが憲法違背とする地裁判決の記事。都は控訴するとの今日のテレビニュース。
思うに、実のある仕事は境界分野をその一部に含めると、可能性が広がるのではないか。例えばスポーツと医療、教育と文化の境目など。
昼食に豚カツを食う。夕方、北西に向うと風冷たし。夜ごとに虫の声の激しさが違う。
最近(2006年8月)出た岩波文庫の「詩本草」(柏木如亭著)は、江戸後期の食通の本である。当時の江戸では日本海の生魚は食すことができなかったであろう。日本各地の魚の塩漬けの名品として、越前の鱈、越後の塩引鮭、加賀の姫鰯、駿河の甘鯛を挙げている。しかし、これらは「若狭の小鯛に較ぶれば、なお数塵(すうじん)を隔つ」と評し、小鯛を第一の逸品としている。この詩人にして快楽主義者の著者は、鱈(たら)の味は嬌妻(美貌の妻)、小鯛は千金小姐(金持ちのお嬢さん)のようだと比喩している。
9月23日(土) 夕空澄む
午前と午後の一部の時間を使って、サツマイモのジクをほとんど処理する。はじめは葉や茎が一面に錯綜していて、取除くのに時間がかかるが、半分すぎると迅速となる。万事仕事はかくなる。有機栽培だから近所の人達も、イモの茎を佃煮などに期待されるので提供する。イモも何株か取るが子供たちのイモ掘用に残す。
畑の上を黄や茶色の蝶と赤トンボが、風に吹かれて飛んでいる。空が澄んでいて、夕暮の山稜の連続線がクリアである。それを背にコウモリが何匹も乱れ飛んでいる。夕食に九州の薩摩揚を食す。
今議会で福井の水が国際便の機内食に使われているとの話題あり、文字通り世界の空を飛んでいる。水は方円の器に従う(荀子)と言われる。福井には自慢できる良い水があるのだから、水をひきたてるには多少の道具立がいるのではないか(岩波新書「水の道具誌」山口昌伴著2006年8月を飛ばし読みしての感想)。
指導力不足教員500人余(うち本県15人)の新聞報道。判定の基準はいかなるものか。
県トラック協会20社が、福井のPRシールを張って県外の道路を運行との記事。
9月24日(日) イネ・マメ・ソバ
今日もいい天気である。朝風に乗って木犀の香りが部屋に入ってくる。できるだけ天気が続くように。
敬老会の出席率は大体3分の1である。出席できない体調の老人、まだまだ出席する気持のない元気な人とがいるようだ。
歯科技工士会の設立50周年大会あり。あわらでJC研修会の講演、継続性と着実性。
九頭竜川を渡ると、稲・大豆・蕎麦が黄・緑・白の三色をなす田圃風景が出現。
昨晩から製造のサツマイモの茎(軸)の佃煮の匂いが、昼食時もまだ居間に充満す。
空の白い雲をしばらく眺め見ると、季節的にすでに方向が変っており、北から南にゆっくり動いている。イモ畑は取り払ってきれいになる。暗くなると足羽山は虫の声で全体が鳴り響く。手は焚火の煙っぽい匂い。
夜、狂言と能のビデオを見る。狂言は子役登場の福井舞台の「金津地蔵」(茂山流)、能は「松虫」で長い長い(今春流)。
9月25日(月) 夜の庭
毎日よい天気である。庭に夜出ると金木犀がかんばしく匂い、今年は花に天気が同情している。
小説によると、はるかな昔の春秋時代に二国が会同した時は、相手国から謎めいた助言を求める習慣があったようだ。魯の宰相、鄭(てい)の使者なる子国(子産の父)にいう。「さて卿よ、さいごに、われわれに教誨(きょうかい)をたまわりたい」(「子産」宮城谷昌光著から)
9月26日(火) 晴天なり
本日は晴天なり。広報ラジオ番組の収録。
臨時国会の開会、第90代総理大臣の指名。新内閣発足。
夜になって小雨となる。
三国湊まちづくり事業は、ここ数年のうちに、早くも人材グループ、拠点施設が整い、さらに町並み整備を進めている。ジェラートや三味線や町家。
9月27日(水) 菊人形
うす曇り。気温は高目。
11年前死去された杉本長雲先生の生誕100年遺墨展が県立美術館であり。
来月一日から「たけふ菊人形」、枚方市のはなくなった。ニューOSK歌劇団は20人で公演するようだ。
9月28日(木) 昼の鐘
晴れ、すずしい。今日も正午過ぎごろ鐘が数回なる。何の意ぞ。
ブランド会社の社長のお話。―東京から見ると、北陸はないに等しい。中味もさることながら、相手のことを考えてPRすべきである、点から線から面へ等。光の点も星座に結びつけて象形化することで、物語が生じるということか。
午後の後半から明日の予算特別委員会の準備。晩飯が遅れたが、あんかけとお浸し物。
9月29日(金) 鈴虫
晴れ、秋の好日なり。
予算等別委員会が午前、午後とあり。委員の発言をめぐって議会内の協議があり、午後は一時中断。
福井の恐竜「フクイサウルス」「フクイラプトル」を、セガ社の恐竜キングのカードゲームのデザインに用いることになる。キッズカードは全国で4500万枚が発行されているようだ。
ここ数日帰るとき、受付の暗がりで鈴虫の声がする。そういえばホール奥の中庭には、1週間ほど前からコスモス畑に似せた植栽が作られている。
9月30日(土) 国体
「兵庫のじぎく国体」の開会式に参加。往路の湖西線、段々畑はまだ稲も残っており、車窓からヒガン花が美しく昨年より赤い。
日が照って行事としては幸いしたものの暑し。式典中にプラカードの高校生、参加者が何人も不快となり退場する。大会はかなり合理化されたようだが、なお長い待機時間。
天皇陛下に福井県役員がごあいさつの機会。
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